\nもニューラインと言う意味を持つ文字
これまで【 printf 】関数を用いた際、【 \n 】改行として使ってまいりましたが、実はこの\nも「ニューライン」と言う意味を持つ文字になり、文字表現定数として用いる事も可能になります。 例えば【 c=’\n’ 】とすると、cには10が代入されます。
↓はサンプルです。
#include <stdio.h>
int main(void) { int c; c=’\n’; printf(“%d\n”,c); return 0; } |
エスケープシーケンス
通常の文字は文字コード(こちの「標準関数を使って文字列処理」一番下を参照してみてください。)によって制御されますが、これらの文字の前に【 \ 】円マークが付く事によって特別な意味を持つ文字になります。これをエスケープシーケンスよ呼びます。
エスケープシーケンス一覧
文字列 | コード | 略号 | 機能 |
\a | 07 | BEL | 内蔵ベルを鳴らす |
\b | 08 | BS | バックスペース |
\f | 0C | FF | 改頁 |
\n | 0A | LF | 改行 |
\r | 0D | CR | 復帰 |
\t | 09 | HT | 水平タブ |
\v | 0B | VT | 垂直タブ |
\\ | 5C | \自身 | |
\’ | 27 | ‘(文字定数対策) | |
\” | 22 | “(文字列定数対策) | |
\? | 3F | ?(三連文字対策) | |
\ooo | 8進数 | ||
\xhh | 16進数 |
※8進数は’\’に続いて三桁以内の8進数数字を書く必要があります。
16進数は”\x”に続いて二桁以内の16進数数字を書く必要があります。
#include <stdio.h>
int main(void) { int n,m; n=’\a’; m=’\t’; printf(“a: %d\n”,n); printf(“t: %d\n”,m); printf(“n: %d\n”,’\n’); printf(“\a内蔵ベルは鳴りましたでしょうか?\n”); printf(“AAA\tBBB\tCCC\n”); printf(“DDD\tEEE\tFFF\n”); return 0; } |
上記ソースの解説
実行結果
コメント