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Ryzen(SocketAM4)自作PC Windowsを新しいパソコンへ引っ越しさせる方法

PC自作・パーツ増設

自作PC&Windowsを新しいパソコンへ引っ越しさせる方法

5年ほど使っていたPhenomCPUを搭載する自作パソコンの調子が悪くなったので、新しいCPUをベースにパソコンを自作しPhenomに導入していたWindows7を新しい自作PCへ引っ越し(移植)に挑戦。

注意事項 OS引っ越し(移植)する方は移植する前に必ずレジストリーの変更を行っておいて下さい。AMD→AMDへの引っ越し(移植)はこの方法で問題なく引っ越し可能ですがインテル→インテル、インテル→AMD、AMD→インテルへのOS引っ越しはしたことが無いので自己責任でお願い致します。

久しぶりの自作PCだったので、色々とわからない事と引っ越ししたOSが起動しない問題などがありましたのでお伝えしたいと思います。

用意した自作PCパーツ

  • AMD Ryzen 7 BOX ソケットAM4
  • ASUS PRIME B350M-A ソケットAM4マザーボード
  • Corsair VengeanceR LPX 32GB (2x16GB) DDR4 DRAM 2666MHz メインメモリ
  • 玄人志向 KRPW-L5-600W/80+ ATX電源
  • ZALMAN Z3 Plus ATXミドルタワーケース
  • ウェスタンデジタル WD20EZRZ-RT OS移植用2TB3.5インチ内蔵ハードディスク

用意したパーツ失敗した点

パーツを揃える段階ですでに失敗しています。RyzenCPUにはGPU機能が無くまたASUSマザーボードにもオンボードGPU機能が無い。

うっかりミスとしてはAUSUのB350M-AマザーボードにDVI-DとD-SUBミニ15とHDMIインターフェースが搭載されていて、てっきりグラフィックカードは不要でオンボード又はCPU機能にGPU機能が統合されているものとばかり思い込んでしまっていて、自作PC完成後BIOS画面がでず困り果てました。

もう一つ、最新式のマザーボードにはIDEインターフェースが無い。その為、マザーボードドライバーインストールに必ずS-ATAインターフェースのDVDドライブ必須うとなる。

何故S-ATAインターフェースDVDドライブが必要になるのかと言うと、Windows7はB350チップセット含む最新式のUSBドライバーとLANドライバーを読み込むことができずS-ATAドライブが無ければ完全にスタンドアロン状態に陥る。Windows10は例外、恐らく最新式のチップセットのドライバーは認識すると思われる。

PC組み立て-ここがポイント

PC組み立ては然程難しくないのですが、RyzenBOX純正付属のCPUクーラーがCPU下駄に引っ掛けるタイプでは無く下駄の横にあるクーラー用の下駄を取り外して純正CPUクーラー付属のネジで固定するタイプ。

CPU固定クーラーのネジをどれだけ回せば良いのか、何トルクで締め付けなのかも分からないまあまCPUクーラー固定ネジをプラスドライバーで回していくと「カチッ」と音がしてそこで締め付け完了になる様でした。

CPUファン 取り付け説明図 ASUS B350-A マニュアルより (下のタイプ2の方です)

CPUクーラーのネジはゆっくり対角線順番に締め付ける必要がある。

順番は締め付けやすい場所からで良いのですが、一箇所締め付け過ぎると対角側のネジが浮いてしまって締め付けできなくなる。

 

補助電源の差し込み

CPU左上にある「ATX power connectors (24-pin EATXPWR, 8-pin ATX12V)」8pinソケットなのですが、ATX電源には8pinソケットが用意されている事が少ないです。4pinソケットが二個あるのでそれを差し込むと良いでしょう。ソケット差し込み方向はソケットのカプラーに形状が付け加えられているので間違えた方向に差し込むミスは無い。

ここの電源を差し込みしていないとPCは正しく起動しません。

DDR4メインメモリの差し込み

DDR4メインメモリソケットですが片側だけしか爪がありません。片側の爪を開いてメモリセンターの溝をマザー側に併せて差し込むだけ。

メモリバンクはASUSのB350Mチップセットの場合図の割り振りになる。赤色がメモリバンク1のセット。二本メモリを差し込む場合は赤いメモリバンクに差し込む。

主電源のソケットについて

メイン電源はB350Mチップセットの場合は24pinです。多くの電源メーカーでは24pinから20pin分離型を採用しているのですが最初から20pinの場合は近くに4pinソケットがあるのでそれをくっつけてマザーの主電源ソケットに差し込みます。

パワースイッチとリセットスイッチについて

パワー、リセットスイッチそれにHDDアクセスランプ類のディップスイッチをショートさせます。最低限パワーとリセットスイッチをショートさせればPCは完成です。

図の8番の場所がパワー、リセット、HDDアクセスランプ類のソケット。PCケースから出てきている「POWER」「RESET」「HDD-LED」「POWER-LED」をマニュアル説明にある通り差し込みしてショートさせます。

最低限ショートさせる場所(差し込みが必要なスイッチ)。赤色がPOWERスイッチです。青色がRESETスイッチです。ソケットの差し込み方向は極性は無いはずなのですが(マニュアル指定なし)文字が上方向を向いていれば大丈夫です。もし電源が入らなければ文字を下方向にしてみてください。

電源を入れてみよう

一通り組み立てが完了したら電源が入るかテストしてみよう。写真の用意CPUファンが(イルミネーションLED内蔵していてとても綺麗です)回れば一応完成です。後は必要であればグラフィックカードをPCI-Expressに取り付けするのとHDDとDVDドライブを取り付けてOSをインストールとドライバーのインストール作業するのみ。

PCI-Express拡張バスはここ。(グラフィックカード差し込むスロット)

OS引越し元のレジストリーを編集する

可能であれば保険用に一台ウェスタン・デジタルのHDDをご用意の上、無料で使えるAcronisを用いてミラーリングバックアップを行ってからOS引っ越し作業頂くのが望ましいです。

OSを引っ越しする前に既存PCを起動し、次のレジストリーを変更加えます。

スタート→ファイル名を指定して実行、又はWindowsキー+Rキーを押してファイル名を指定して実行に「regedit」と入力してOK。

レジストリエディタ画面が表示されるので、次のパスを開いて下さい。「HKEY_LOCAL_MACHINE\System」

レジストリ編集場所

レジストリ編集場所(パス)は「HKEY_LOCAL_MACHINE\System」の「CurrentControlSet」。図の様に「ControlSet001」「ControlSet002」または「ControlSet003」はあれば「CurrentControlSet」同様に編集します。

レジストリ編集場所と編集方法

レジストリ編集場所一箇所目は「「HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\CurrentControlSet/Services」の中から次のレジストリ名を探し「start」をダブルクリックして値を「0」に変更します。

以下の名称(レジストリキー)がない場合もあります、無ければスルーして大丈夫です。

  1. Aliide
  2. Amdide
  3. Atapi
  4. Ataport (私のPCには無かったです)
  5. Cmdide
  6. Intelide
  7. Msahci
  8. Pciide
  9. Pciidex (私のPCには無かったです)
  10. Viaide

aliide レジストリ 編集

aliideをクリックし、右側の表示が切り替わるので「Staet」をダブルクリックするとDWORD(32ビット)値の編集項目が表示されるので「値のデータ」を全て0」(表記は16進数)に書き換えてOKをクリックして保存

値を0に書き換えてOK。次のレジストリ名(レジストリキー)を探して同様に「Start」を「0」に書き換えてしまいます。

Amdideレジストリ編集

Atapiレジストリ編集

Cmdideレジストリ編集

Intelideレジストリ編集

Msahciレジストリ編集

Pciideレジストリ編集

Viaideレジストリ編集

他にもControlSetが無いか探す

他にControlSetがあれば【Service】を開いて同様にレジストリ名(レジストリキー)のStarを開いて値を全て「0」へ変更を加える。

(HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services)のツリーです

  • Aliide
  • Amdide
  • Atapi
  • Ataport (私のPCには無かったです)
  • Cmdide
  • Intelide
  • Msahci
  • Pciide
  • Pciidex (私のPCには無かったです)
  • Viaide

以下の場合なら「ControlSet001とControlSet002」を全て変更を加える。

 

レジストリの変更を加えてから新しいPCにHDDを組み込む

引越し元OS(Windows)のレジストリキーのStart値を0に変更を加えたら、既存PCをシャットダウンしOSが入ったHDDを取り出し新しいPCへ取り付けして起動させてみて下さい。

問題なく起動できたら(だめな場合電源を入れてF8キーを連打して、起動モード「セーフモード」で起動させて下さい。)マザーボード付属のドライバーCDをインストールし作業完了です。

Windowsのライセンスの再アクティベーション

チップセットやCPU等のパーツが変わるため、Windowsのライセンス認証を再度オンラインで申請する必要があります。

Windowsを利用して一年以上であれば、ライセンス認証画面を出して「今すぐオンラインでライセンス認証~」をクリックする事で再認証されるのですが。

今すぐオンラインでライセンス認証~をクリックしてしばらくしてからこの画面が表示されたらライセンス認証成功です。

上記の画面が出ない場合マイクロソフト指定先電話番号に連絡する事で、プッシュ操作で再認証設定作業を案内してくれるのですが、最悪マイクロソフトサポートセンターに連絡が行ってマイクロソフト側の人に事情を説明する場合も私はありましたので。もしもマイクロソフトの人と電話で繋がったら次の様に理由を説明すると再認証案内を行ってくれます。

「CPUとマザーボードを交換したら再認証案内が表示されたので、ライセンス再認証お願い致します。」

マザーボードとCPU交換によるOS引っ越しなので無料でライセンス認証してくれるので手間ではありますが作業を行って下さい。

ライセンス認証画面の出し方は、マイコンピューターを右クリックし「プロパティ」を表示します。

表示されたシステム情報詳細画面の一番下「ライセンス認証を~(期限が書いてます。)行う必要があります。今すぐ行う場合はここをクリックして下さい」をクリックして再認証する事ができます。

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